ホーム > 利用の方法
研究者の方へ
利用の方法
1. 利用形態
共同研究もしくは分譲の2つの利用形態があります。
利用形態 | データ・知財・著者 | 利用可能な情報 | 費用負担 |
---|---|---|---|
分 譲 | 利用者 | 制限あり | 実費 |
共同研究 | NCNPと共有 | 画像等も可能 | 減額可 |
利用形態 |
分 譲 | 共同研究 |
---|---|---|
データ・知財・著者 |
利用者 | NCNPと共有 |
利用可能な情報 |
制限あり | 画像等も可能 |
費用負担 |
実費 | 減額可 |
例えば企業等の研究者で知財等を重視される場合、あるいは、比較的小数例で検討したい場合等は分譲を選択できます(アカデミアの研究者でも選択可能です)。その後、研究の状況に応じて(例えば拡大したい、詳細な付随情報を利用したい等)、共同研究に転換することもできます。
2. 利用の流れ
NCNPバイオバンク利用の流れ
3. 必要な手続き
申請者の所属 | 研究の種類 | 倫理申請※1 | 利活用審査 | 契約審査 |
---|---|---|---|---|
通常 (NCNP外) |
国内で実施 | 自施設の倫理委員会 | NCNP利活用 推進委員会 |
NCNP受託・共同 研究審査委員会※2 |
海外で実施 | 各国のルールに従う | |||
NCNP | 他施設主導 | 主導施設の倫理委員会 | ||
NCNP主導 | NCNP倫理委員会 | 不要 |
申請者の所属 |
通常 (NCNP外) |
|
---|---|---|
研究の種類 |
国内で実施 | 海外で実施 |
倫理申請※1 |
自施設の倫理委員会 | 各国のルールに従う |
利活用審査 |
NCNP利活用 推進委員会 |
|
契約審査 |
NCNP受託・共同 研究審査委員会※2 |
申請者の所属 |
NCNP | |
---|---|---|
研究の種類 |
他施設主導 | NCNP主導 |
倫理申請※1 |
主導施設の倫理委員会 | NCNP倫理委員会 |
利活用審査 |
NCNP利活用 推進委員会 |
|
契約審査 |
NCNP受託・共同 研究審査委員会※2 |
不要 |
※1 NCNPの倫理委員会での審査を受けていない研究については、利活用審査の後、倫理的内容についてNCNP倫理審査委員会の迅速審査を受けます。
※2 契約上のリスクが小さいプロジェクト(科研費で行う研究、分譲など)では成果有体物審査委員会による迅速審査が行われる場合があります。
4. 費用負担
バイオバンク事業にあたっては、専属スタッフ、フリーザー・遠心機などの設備、データベースシステムなどに多額の経費が必要です。一部は運営費交付金で充当しているものの、大半はNCNPの研究者が実施している AMEDや企業等の期限付き共同研究費によって維持されており、近年、予算の確保に悩まされている状況です。
そこで、バンク事業の安定的運用のため、アカデミア・企業を問わず、可能な限り費用の一部負担をお願いしております。
共同研究の場合は、負担能力・公益性・科学的見地・バンク側のメリット(知財・データ等の権利)などにより減額する場合があります。
アカデミア等で経費負担困難であるものの、科学的・教育的意義が大きい研究の場合、まずは無償で比較的小数例を用いて解析し、結果が有望な場合に共同研究費の申請を行っていただくという方法もあります。